下町ロケット
ドラマ下町ロケットをみた。阿部寛さんの主演は本当に素晴らしい役をこなし
脇役の皆さんも本当に下町工場の苦悩を良く表している。
終盤の弁護士の力に寄る大逆転も痛快だ。感動・・・・・・・・・
するはずが、おもーーーーい気持ちが蘇って来た。
10年前、2005年会社が倒産した。
このドラマで出て来る、ことはまるで10年前の俺だ
俺の周辺での出きごとだ
思い出した、そして検証出来た。
資金繰り、銀行との交渉、支店長、取引先との支払い交渉
競合他社からのM&Aというなの乗っ取り
裏で手を引く銀行。支払い期限。元銀行員の経理部長
古参の幹部社員。
顧問税理士(古参の創業から付き合いのじいさん)やり手の弁護士
裁判官・M&A先の社長・怪文書・東京地方裁判所
そして破産・倒産・債権者集会・・・・・・・・
R&Rな人生でした。今思えば貴重な体験と
二度としたくない人生勉強。世の中の裏と表
42才の男がみた映像・・・・・
ほぼ、99%同じようなことがありました。
違う事と言えば、阿部ちゃんとの立場の違い(顔やスタイルも)
情熱の大きさ(覚めてました)ビジネスパートナーとの信頼関係
まあ、時が経てば冷静に考えれば・・・・・
恥ずかしい話、何度も考えた地下鉄のホームに立って
明日の事を考えていたとき、誰か俺の背中をおしてくれないかな
死神が近くにいたんだとおもう
ドラマを見終えて、清々しい気分にはなれない自分がいた
思い出したくない過去をまた思い出してしまい吐き気がした。
あれから10年がたち、もうそろそろいいかな・・・・・
忘れよう、
人生をやり直す事も出来たんだし(自分なりに)
この時期にこんなドラマに出会えた事は
「忘れるなよ!」という戒めなのかもしれない
今、幸せな分、二度と繰り返さない為の・・・・・
ばかばかしい教訓かもしれないけれど
今、子供達に機会があるたび僕が伝えている事
「人の保証人にはなるな」「はんこは押すな」「金貸しを信用するな」
当たり前だけれど冷静にならないと解らない事
まあ、そんな当時の俺を知っている人も
今はわずかです。そんなわずかな理解者や人間関係と
そしてそんなことどうでもよく今の俺とつきあってくれるひと
そういう人を大切に生きて行きたい
LOVE&PEACE