crossroads
2015・3月
10年なんて早いもんだ。10年前僕のポケットにはわずか
250円しかお金がなかった(今はもうちょっとはある・・・)
家も仕事も車もなにもかも失った
この先どうするのかも解らなかった
周囲からはせかされ、あせらされ、次第に人は遠ざかる・・・
希望・目標。visionなんてみいだせなかった
それでも回りは「0からなら人間なんでもできるよ」
「命をとられたわけじゃないから」「生きているだけでまるもうけ」
一番、きつかったのはメールで
「人生はupとdownが平等にあるから・・・・」
そんなことを理解出来る迄やはり10年くらいはかかる
そんな他人の助言さえ冷静には聞けなかった。
ただ目的はあった。ただギターが目の前に会った
書きかけの歌があった。僕の歌を聴いてくれる友人達がいた
ラジオのマイクを置いて生活を捨ててギターを抱えて
「旅」にでたそれからずっと旅をしている
気がついたら旅が仕事になっていた。気がついたら仕事が旅になっていた
冷静にアドバイスをくれた皆さんありがとう
もう会う事もありませんね。この10年で出会った数限りない人
少なくともfacebookでの友人では有りません。リアルな友人達
かけがえのない人たちとこの10年に新しい出会いがありました
今の僕しか知らない人たち・・・・・
yokoのすすめで世界を見た
トルコ・タイ・韓国・ラオス・そしてアメリカ南部
もう海外にはいくことはないだろうと思っていたけれど
生きていたらこんなことが起こるんだ
電車の中で10年前の自分に時々すれ違う
おいおい無理すんなよ、降りろよ、逃げても良いよ
ずらかれよ、楽になるぜ。荷物を降ろせよ
人生のまだ半分くらいだからまだまだ偉そうなことは言えないけれど
きっと今が旬でこれからがピークなんだと思う
そう今ようやく十字路にさしかかった
さあ、これからどっちにいこうかな?